コミュニケーションは受け手次第
濱島美都/共立女子大家政3/学生総務・経理担当/2018年7月登録/東京都出身
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このブログは、ビジネスアスリートのスターを目指すサクラスの学生インターンが、同僚のインターンに対して、同じ目線からインタビューをしていく。
今回は葛西が濱島美都さんに話を聞いた。
(写真は全て濱島さん本人に提供して頂いた)
濱島さんは2018年の7月にサクラスに参画し、サクラスでは主に経理の仕事をしているという。
社歴が長く、メンバーからの信頼も厚い濱島さんに、サクラスで力を入れていることを聞いていく。
ーーサクラスでは経理を担当されているとのことですが、具体的にはどのようなお仕事をしていますか?
はい。具体的には個人事業主であるサクラスの働き手の皆さんから請求書を出してもらって、それを元に報酬をお支払いするのためのリストを作成しています。
サクラスでは学生であっても業務委託という形で、企業に雇用されるのではなく、企業と対等の立場で業務の依頼を受ける働き方ですので、どうしても、発注書や請求書、納品書といった書類のやり取りが発生します。
提出していただいた請求書を確認して、不備がないか、発注書や納品書と齟齬がないかを確認するのも私の役割です。
ーー経理と言えば、数字に強いことや几帳面さが重要だという印象があります。業務をする上で、どのようなことを大切にしていますか?
お金に関わることなので数字の間違いは当然起きてしまってはいけません。
そのために、自分で規則を決めて複数回チェックしたり、締切直前にまとめて作業するのではなく、余裕を持って小刻みに進めていくなど自分なりに工夫はしています。
ーー仕事で特に苦労することはありますか?
私自身がミスをしないことは大前提なのですが、仕事柄大変多くの人と関わるため、周りへの働きかけも大切です。
特に、全員に一定のルールを守ってもらったり、書類の不備をなるべく無くしてもらったりする点では、大変かもしれません。
請求書などの書類に不備があって手戻りになると、自分も相手も仕事が増えます。
大体ひと月に30人分くらいの個人事業主さんからの請求書を取りまとめていますので、一人ひとりに少しずつ不備をなくしてもらうことは重要なんです。
ーールールを守ってもらったり不備をなくしてもらうために、どんな工夫をされているのですか?
相手の立場を考えるようにしていますね。
例えばインターンの学生の書類に不備があったとして、なぜ間違えてしまったのか?、相手の状況を考えます。
原因は人によって様々で、所定の様式をそもそも知らない場合もあれば、急いでいて計算を間違ってしまっている場合もあります。
こちらからのリアクションは、そうした相手の状況によって変えるようにしています。
初めて出してくる人だったら、違っている箇所を明らかにして、例えばそうですね……「発注書番号が記載されていません」とか。
そのうえで、どう直したらよいかを説明するようにしています。「発注書番号はここにかいてありますよ」などですね。
逆に、何度もやりとりがあって慣れている人だったら、方法を説明する必要は無いと思うので、おかしな点を指摘するだけにとどめています。
ーー相手によって対応を変えているのですね。結構色んな出来の書類が届くのですか?笑
学生の殆どは、初めて個人事業主として働くので、発注書や請求書のやり取りに慣れていないという場合も多いのだと思います。
それ以外にも、パソコンの操作に慣れているかどうかなどもあると思います。例えば最近だと、小数点以下が表示されておらず単価と数量の計算があわないということもありました。
ーー伝える工夫、他にはどんな工夫がありますか
文章だけもきちんと伝わるよう、なるべく丁寧に書くようにしています。
あとは……当たり前ですけど、イライラしない笑 イライラしていいことはないです。文章も雑になる。だから、いつも冷静さを保つようにしています。
そこはわざと冷静にしているのですけど、最近そのせいか「文章が冷たい」「怒っているのかと思った」との意見をもらったので、そこは要改善ですね(苦笑)
ーーメンバーとのこうしたやり取りは、はじめからスムーズにできたのですか?
最初のうちは戸惑うことも多くありました。受け取る書類に不備があって、「〜のように直してほしい」と伝えても、全然違うものが戻ってきたりして笑。
「なんで伝わらないんだろう」みたいなことも結構ありましたね笑
仕事を始める前までは、文章にしてこんなふうにやって下さい、と伝えたら、相手はその通りやってくれるものだと思ってました。そうでもなくて笑。
人によっては90%わかってくれる人もいれば、50%しかわかってくれない人もいる。
そもそも説明を読んでくれない人もいます。
伝えたかどうかではなく、伝わったかどうか。
自分がどれだけ頑張って伝えたとしても、伝わっていなければ意味がない。
どう伝えたら伝わるんだろうと考える癖はつきましたね。
わかってもらえなかったとしても、コミュニケーションは受け手次第。
伝わらないなら、伝わるように書くしかない。
それも自分の伝え方次第なのかなと思い、伝わる表現を工夫するようになりました。
ーー今後に活かせそうなことはありますか?
「相手にわかるように伝える」「直して欲しいことをうまく伝える」ということは、就職して新人に教えるような場面でも、仕事でなくても子育てなんかでも、この先ずっと必要なことなんだろうなと思います。
ーー相手の立場を考えてうまく伝える……大切ですね
「相手の立場に立つ」「相手の事情を考える」言葉にすると当たり前のことなんですが、頭ではわかっていても、意外と日々の行動ではできていないことなんだと思います。
ーー将来やりたいことなどはありますか?
今学校では管理栄養士になるための勉強をしています。
具体的にこの職業になりたい!というものは決めて無いのですが、自分の得意なこと、一番皆の役に立つことが出来れば良いな・・・と思っています。
普段から良く感謝されることを自分の仕事にして、明るく前向きな人生を送りたいです!
ーー例えば管理栄養士さんでも、コミュニケーションは大事そうですよね。野菜を食べてもらったり笑
そうですね。ただ、栄養士の場合は、例えば野菜を食べてもらうとしても程度の問題があるので、そこは少し経理と違うかもしれません。
もう少し折り合いをつけるような感じになります。
ーー確かに、経理だと金額を正しくするとか期限を守るとかに「なるべく」は無さそうですね
そうですね笑。合ってるか合ってないか、間に合ってるか間に合ってないか、どちらかになってしまいます。
期限についてはリマインドの連絡はしているのですが……。
ーーそこで、相手の立場を考えてうまく伝えて直してもらうということになるわけですね
はい。サクラスは新しく加入するメンバーも多いので、今後はマニュアルをもっとわかりやすくするなどもしていきたいと思います。
ーー本日はありがとうございました。最後に、サクラスに興味を持って下さった方に一言お願いします!
最近は学生同士の仲がすごく仲良くなり、チームワークも抜群になってきていると感じます。とても心地良いです。
少しでも興味を持って頂いた方は是非気軽にコンタクトして下さい!一同お待ちしております!
学生ながら、厚い信用が必須とされる経理の仕事をずっと任せられている濱島美都。
終始謙虚さと笑顔の溢れるやり取りの垣間に、サクラスでのインターンによって裏付けされた確かな人間性を感じた。
本気でビジネスに取り組み成長したい人は一度戸を叩いてみて欲しい。
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今日のインタビュイー
濱島美都(はましま・みさと)
共立女子大学 家政学部(3年)
2018年7月入社。サクラスでは経理を担当。
(文/葛西賢介=慶應義塾大学商学部2年)
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