善とインターンは急げ!~インターンは一年生からでも早すぎない理由~

葛西賢介/慶大商2/広告運用/2020年7月登録/東京都出身

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このブログでは、サクラスの学生インターンが同僚のインターンに対して、同じ目線、同じ立場からインタビューしていく。

今回は新入りインターンの村下彩七が葛西賢介さん(以下葛西さん)に取材した。

葛西さんは、2年生という比較的早い時期からインターンを始めていて、今では休学し2つのインターンを掛け持ちしている。そんな行動力溢れる彼に、早期からのインターンの持つ意味合いを尋ねた。(写真は全て葛西さん提供のもの。)

ーー葛西さんは今休学してインターンにフルコミットしているんですよね。実際にそのような生活を送ってみてどうですか?

 はい。今は3年生に進級するのに必要な単位を全て取り終わったので休学し、サクラスともう一つのインターンを掛け持ちしています。

 大学生は誰でも比較的自由な時間が取りやすいと思います。その自由な時間を活かしてやりたいことにフルコミットして挑戦していくべき!ということを今の大学1年生、2年生に伝えたいですね。

ーーではまず、インターンを始めようと思ったきっかけを教えてください。

 僕は1年生のころは、持っている知識を活かせるかな、と特に深く考えないまま塾講師を始めました。

 しかし、時間があるときに自分の将来について考えて、今やるべきなのは塾講師ではなくて、新しいことを学んで、社会人としてスキルを身に着けられることじゃないかと思ったのがきっかけです。

ーースキルを身につけるという目的があって、インターンを選んだんですね。

 はい。大学生になって自由に使える時間が増えました。すると、比較的暇な時に、ふと自分の人生を省みることがあって。比較的長期の目標を考えた時に、なんとなくこのままの生活を送って社会人になることに、ぼんやりと不安がありました。

 僕は文系の学部だったこともあり、具体的なスキルがあるわけでもなく、社会の役に立つ人にならなければ、自分のやりたいことがあっても実現するのは難しいのではないかと思っていました。

 また日々のニュースをみていく中で、早期退職やジョブ型雇用などの言葉を聞くようになったのも不安の一因としてあったと思います。

 逆に、スキルがある個人や、実力のある人が評価されやすいことでもあるなと思い、チャンスだとも思いました。

ーー葛西さんの思う、アルバイトとインターンの違いは何でしょうか?

 仕事の内容にもよると思いますが、一般的にアルバイトは、単に労働力の一員として雇用関係が結ばれていると感じます。

 なぜそう思ったかというと、アルバイトの時は業務内容がほとんど均一で、工夫の余地が少なく、責任も少ないです。これはこれで、悪いことではなく、最適化された形の一つだと思います。

 しかし、インターンでは、より難しい課題が与えられることや、そのチャンスが多いと感じます。面接時に感じたこととしても、向上心や、実務能力への期待値が高いことを感じました。ここにアルバイトとインターンの違いがあると思います。

ーー将来に必要なスキルを身につける目的でインターンを始めたということでしたが、実際これまでに成長したと感じられる点はありますか?

 インターンをはじめてから全てが変わったと行っても過言でないと思います。日々、何に時間を割くかという生活習慣も変わりました。

 のんびり過ごすことが多かったのが、時間に厳しくなったり、嫌いだった勉強も、今ではするのが当たり前になっています。

 実は、もともと勉強が嫌いな人はいなくて、新しい知識を身に付けたり、経験を積むことで視野が広がることはとても楽しいことだと思っています。

ーーところで、インターンというと、就活の直前、例えば3年生の夏頃から始める人も多い印象ですが、サクラスには1年生や2年生も多いですよね。早めからのインターンはおすすめできますか?

 できます!自信を持っておすすめします。

 特に好奇心旺盛で色々知りたいやってみたい!っていう人はインターンすごく向いていると思います。

ーー早く始めるからこそのメリットは何がありますか?

 今はコロナの影響もあって就職も厳しくなっているし、早めに実務の経験を積んでスキルを上げるっていうのが必要になるんじゃないかなと思います。インターンではその経験ができます。

 それに加えて、大学の学びとリアルタイムでつなげることができるのもメリットだと思います。実務に繋がると思って商学部を選んだものの、最初は授業あんまりおもしろくなかったんです。でもインターンを始めてからは自分の勉強する分野が実際どういうふうに役に経っているのかわかるようになって授業を興味を持って受けるようになりました。2年生の時点でそれに気づけたのは良かったです。

 例えば、3Cのようなビジネスの「フレームワーク」を習っても、「いつ使うんだこれ、、。」と思っていたのですが、実際にそうしたフレームワークを実務で使う機会が出てきました。

 また、チームの業績を改善していく上で自分たちの設定した目標が達成できなかった時に、池上さん(社長)からは「小さな成功から積み重ねる」よう指導されました。このときは逆に、大学の経営学の教科書に同様の記述があったことを思い出したりしました。

 最近では、試験前に一度しか読まなかった、埃まみれの教科書を急いでひっぱり出し、読み返すということもしています(笑)

 学校での学んだ知識や概念も、実際に経験できることで、本当に自分のものにできている気がします。

ーー学校での意識も変わってくるんですね。他に学校生活や私生活に良い影響はありましたか?

 やっぱりインターンで優秀な人に囲まれて、いろいろ教わることが出来たっていうのもそうですし、勉強の仕方とかスケジューリングっていう基本的なことも意識するようになりましたね。

 例えば、初めてのインターンでは、同期が隣でエクセルの入力のような事務作業をしていた時、自分の2倍くらいスピードが早くて驚きました。その時、直ぐにどうやっているのかを聞いて取り入れました。細かく言えばキリがないですが、画面分割や、tabの切り替え、ブラインドタッチなどです。

 それこそ、本当に一番はじめは「コマンド+C」でコピーするということも知らなかったのですが、今では基本的なことは一通り組めるようになってきたと思います。

 また、指示を受けていきなり作業を始めようとした僕に対して、上司に"最初にガントチャート引いて"と言われた時に、はじめてスケジュールの概念がちゃんとインストールされました。

ーー今ではバリバリインターンをこなしている葛西さんも最初は基本から身に着けていったんですね。

 他にも印象的なのは、「カレーライス理論」というものがありました。カレーライスを作る時、ご飯を炊きつつ、ルーを作るように、一つ一つの作業を順番に進めるのではなく、同時進行で進められるものは早めにボールを投げて進めておこうということです。

 その結果、行き当たりばったりでその場でやることを決めていたことが多かったのですが、スケジュールを組むことで、確実に実行に移せるようになりました。

 すると、学校の定期考査や、レポートの提出を直前にやることが少なくなりました。もともと出来ている人も多いとは思いますが、、、(苦笑)

 事前に試験の日程や、サークル、インターンの日程を抑えて、勉強時間を余裕を持って見積もるようになったためです。

 時間的には忙しくなったのですが、逆に全部上手くいくようになりました。

ーーインターン2社目となるサクラスでは、一言でいうとどう感じていますか?

 8~9割は楽しい、残りが難しい、という感じですかね。例えば、学校だと答えがあることがほとんどだと思うんですけど、正解がない中で何が一番いいのか悩んだり考えこんだりすることがあります。それも含めて結構楽しいっていうのも大きいので、苦痛とかはないです。

ーーサクラスの特徴は何ですか?

 池上さん(社長)との距離がかなり近いことですかね。雇われているっていうよりも、対等な関係です。先生のように指導されたり命令されたりって感じではないです。積極的に仕事を奪うくらいの勢いがちょうどいいのかなと思います。

ーー池上さんは学生であることや2年生であることには関係なくフラットな関係で接してくれるんですね。

 はい。自分の裁量を持てるし、街中で見かけるような広告に関わるような規模感の大きな仕事を任せてもらったこともあります。目に見える結果を実感できて楽しい仕事でした。

 普通は会えないような大企業のクライアント様に会うのに連れて行っていただいたこともあります。僕の中では、池上さんの秘書をやっているみたいな感じもありますね。

ーーみんな知っている、とかみんなが目にする、という規模感の大きなことに関われるのはインターンの魅力ですよね。

 はい。ただ実際に大きな予算を扱うので日々、緊張感があります。

ーーそのような大きな仕事をするにあたって、不安はありませんでしたか?

 最初はもちろんあったんですけど、自分の裁量が大きいといっても仕事を丸投げされるわけではないので大丈夫でした。ただ、分からないことは自分で調べまくりましたね。

 例えば、初めは「RTB」という、運用型広告の前提となるような言葉も知りませんでした。そこでGoogleで検索して調べていったところ「SSP」や「DSP」といった関連の知識も芋づる式に身に付けることができました。

ーーその後も不明な用語は自力で調べて、業務内容への理解をより深めているんですね。では、ここまでインターンをしてきて、一年後のビジョンや目標はありますか?

 今関わっているInstagramやTwitterなどの媒体からさらに幅を広げてより多くの媒体に関わる広告運用に関わってみたいと考えています。

 あとは仕事をしていく中で、勉強することがたくさんあるなと感じています。全然追いついていないので、勉強して、スキルに活かして、3年次に復学する前にもっと余裕を持てるようになりたいなと感じています。



 インタビューを通して、葛西さんは純粋にやりたいことを追い求めてサクラスにたどり着き、インターンを楽しんでいるという印象を受けた。その中で授業とインターンに繋がりを持たせて好循環を生んで着実にレベルアップしている。

 これを読んでいる人の中にも、現状やりたいことが出来ていないとか、ためらって挑戦できていないという大学生がいるかもしれない。しかし実際には早すぎるとか、自分にはレベルが高すぎるかも、という躊躇は必要ないということは葛西さんが身をもって証明してくれている。

 インターンに、学年は関係ない。それどころか早く始めるメリットもある。誰かに教わるのではなく、自分で考えて実行する中で社会人としてのスキルを着実に磨く。サクラスにはそれができる環境が整っている。やりたいことにフルコミットできるのは時間がある今だからこそ。善は急げ!

今回のインタビュイー

葛西賢介(かさい・けんすけ)

慶応義塾大学 商学部(2年)

2020年7月入社。サクラスでは広告運用を担当。

(文/村下彩七=国際基督教大学教養学部3年)

サクラス・インターン通信

サクラス株式会社のインターン生の活動を紹介するブログです。

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