努力できない人間の私が、サクラスに来て努力部門の優秀賞で表彰されるまで
今回のインタビュイーはサクラスの月例社内表彰制度、努力の部門で先月優秀賞を受賞した、松林 奈菜子さんである。 本人談では「私は努力ができない人」だと言う。そんな彼女がなぜ受賞できたのか。それには確かな理由があった。
彼女のストーリーを紐解くことで、サクラスで働くイメージを明らかにしていきたい。
ーー学生としての基本属性を教えてください。どこでどんな研究をしているんですか?
お茶の水女子大で社会心理学を専攻している修士1年生です。社会心理学は人の心の動きを環境要因に帰属させるという特徴がありますね。つまりハッピーでもアンハッピーでもあんまり自分のせいにはしないっていう。
ーー同じ自分でも環境が変わると違う側面が出てきたりしますもんね。松林さんは周りの人にどんな性格だと言われますか?
友達には楽観的だねとか、面白いねとか言われます。確かに人に楽しんでもらえることは積極的にやろうと思うタイプです。心理学に通じる話でもありますが、人の心の動きに対する興味が強いことも関係があると思います。 趣味で非公式にラガーマンの広報をやっているのですが、友達と集まって活動している時がすごく楽しいですね。
ーーこの前の社内ご飯会でも、持参のお土産に推し選手の画像をデコってましたね(写真右上)。印象強烈だったので覚えてます笑 では、サクラスに入社した経緯を教えてください。
元々は社会心理学の文脈で広告が題材として扱われることがあって、SNSなどで見かけるような見せ方の上手い広告については興味がありました。そんな中、大学のゼミが同じで先にサクラスに入社していた粟根さんが「広告に興味があるなら」と紹介してくれて入った、という流れになります。
決め手になったのは、代表の池上さんと話しても私の危険アラートが鳴らなかったことです。自分の権利が脅かされそうになるとそのアラートが鳴るのですが、池上さんの第一印象はカラッとしていて必要以上に干渉されないという点で相性が良かったのかなと思います。
ーー入社時期と業務内容について教えてください。
2022年の9月入社で、その頃はTwitter広告案件を扱っていました。
現在は、2つの役職を掛け持ちしています。どちらも広告運用が主な業務ですが、クライアントのニーズに合わせて業務の進め方は全く異なります。
例えば、片方の役職では1つの広告媒体を深く理解し利益向上に向けた分析を繰り返すことが求められるのに対し、
もう一つの役職では多様な媒体の運用方法を理解し多くの案件を同時にミス無く回すことが求められます。
前者では専門的な知識や広告運用能力を、後者では網羅的な知識や納期管理能力をそれぞれ伸ばすことができる点が魅力だと感じます。
ーーサクラスの仕事がある学生生活はどんな感じですか? 代表的なスケジュールを教えてください。
8:30 起床 運用中案件を見る(15分~)
9:00~11:00 移動、スラック返信
11:00~11:30 週次内部定例(進捗を確認する会)
12:00~13:00 就活面接
13:30~15:00 授業
15:00~16:00 広告画像/文面作成
16:00~17:00 就活面接
17:00~18:00 論文読む
19:00~21:00 家庭教師
21:00~23:00 移動、スラック返信
23:00 帰宅
ーーさすが量質ともに2人分働いている人のスケジュールですね。僕だったらどこかに遊ぶ時間入れちゃいそう笑 職場環境としてのサクラスを教えてください。
特徴として最初に挙げるとしたらリモートワークがメインであるということですね。場所と時間の制約がないことで、スキマ時間でも働きやすいというメリットがあります。
あとは仕事のフォロー体制が整っていて、引き継ぎやデザイナーの方などへの依頼を円滑に行えるところがあります。なので、例えば「1ヶ月旅行に出るのでその間仕事ができません」ということがあっても、事前に相談することで最終的にお客さんには影響が出ないように組織的に対応してもらえるようになっています。
ーーなるほど。会社の機能を人・スキルに依存しているというよりはシステムに昇華しているという印象は僕も受けました。 そんなサクラスで働いている人の共通点はどんなところにあると思いますか?
カラッとしている人が多いように思います。社内のやり取りはSlackがメインなのですが、テキストベースだからといって表現に過度に気を遣う必要はないところは気が楽です。
と言っても、仕事上だけの関係といった冷たい感じでもないです。リモートワークの都合上雑談をあまりすることがないからこそ、時々人間性が垣間見えた時は嬉しいですね。
また、限られた人数で多くのタスクをこなさなければならない時は、連帯感・仲間意識が生まれます。
ーーサクラスで仕事をしていく上で一番印象に残ったことは何ですか?
シンプルに、何かを始める時にはとにかく行動することが大事なんだな、ということです。私は動き出す前にあれこれ考えてハードルを設けるタイプなんですよ。でも入社直後のタイミングで代表から私ならできると信じて仕事を任せて頂き、やらざるを得ない状況になったことで、やってみたらできたっていう。
ーー確かに、代表の「できるよね?」は過度な期待の圧というより信頼のニュアンスがありますね。「できなかったらどうしよう」と頭に浮かんでも、不安で追い込まれるのとは違って別の手を考えて一歩進むという感じ。 最後の質問なんですが、入社の前後で一番変わったことは何でしょうか?
私は以前から自分が頑張れない人間だと思っていたんですが、それが思い込みだったと気づいたことですかね。 大学受験で勉強に本気を出し始めたのがセンター試験後だったり、大学のサークルには入って半年でやめたりしました。サークルに関しては、不必要な困難を強いる伝統に耐えられなかったんです。 でも、入社後はカラッとした社風が性に合っていたのか、やりたいことを続けていたらその取り組みがいつの間にか努力と呼ばれていた、というのが実感に近いです。 だから、この記事を読んでいる人へのメッセージはこうです。
「あなたが自然と頑張れる環境を見つけてほしい。そしてそれがサクラスだったのであれば、ぜひお仕事でご一緒しましょう」
ーー頑張る気で頑張るのではなく、自然と頑張れる環境を探す。長く続けられる秘訣を聞いた気がしました。環境を重視する社会心理学のアプローチにも通じるものがありますね。
今回はお答え頂きありがとうございました。
(インタビュアー・執筆者/石津 悠人=東京大学 理学部 生物学科 4年)
〜編集後記〜
社内表彰制度の目的は、メンバー間でのネットワークを強化し、組織の指針を共通認識として浸透させることにある。そのようなお互いのスキルや業績を称え・競い合う活動の一環として、業務を通して得た知見を相互共有する“連絡勉強会”というものも行っている。
参考までに松林さんの優秀賞・努力部門の選出理由を説明しておくと、勤務時間・アウトプットの質ともに2人分活躍していて、チーム内でもリーダーシップを発揮しているから、とのこと。
広告への興味と信頼されているという感覚から、以前は自ら高く設定して越えて来なかったハードルを乗り越えることができた。それが成功体験となってとにかく行動する自分に変われた、という松林さん。部署が違うとあまり仕事の様子を見かけることはないのだが、松林さんが会議を取り仕切っている姿を偶然見かけたことがある。自然と頑張れる人が中核にいると、周りにもその影響が出て好循環だな、と感想レベルで思った。
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