サクラスは「自分なんて」と行動できなかった私が、最初の一歩を踏み出せた場所
今回のインタビュイーは、サクラスの社内表彰制度でアウトプット部門の優秀賞を獲得した蒔田 結芽さんである。 受賞理由は、会社のXアカウントのフォロワー数を2ヶ月でほぼゼロから1000まで増やした実績が挙げられている。しかも、未経験からのスタート。 その実績の裏にどんな試行錯誤があったのか、紐解いていこう。
ーー最初に、学生としての基本属性を教えてください。どこでどんな研究をしているんですか?
上智大学の外国語学部フランス語学科4年生です。言語学習の楽しいところは、自分と全く違う生き方をしてきた人と知り合い、自分の価値観や人生の選択の幅が広がる所だと思います。
副専攻では国際教育開発論を扱っています。きっかけとなったのは、大学入学とともに自分の意思で決断していくことが増えた結果、主体性や自己効力感が育ちにくい日本の教育に対して疑問を持ったことです。そうして入ったゼミで、日本人の政治参加意識の低さにも教育が関係していることを知りました。そんなわけで研究テーマは主権者教育です。
ーー蒔田さんは周りの人にどんなタイプの人だと言われますか?
コミュ力が高いと言われたり、できない所を認めてコツコツ努力できるタイプだと言われます。自分でも人と話したり上手くやるのは苦手でないと思っていますが、変に気を遣いすぎて二の足を踏むこともあります。また、やるべきことが明確であれば、そこに向かって頑張れるタイプだと思います。
ーーでは、サクラスに入社した時期と経緯を教えてください。
2022年1月の入社です。その前は自分のやりたいことが分からず、とりあえず何でもやってみたいという気持ちでWantedlyに登録していたところ、代表の池上さんから連絡を受けました。
他にも数件インターンを検討していたのですが、決め手になったのは池上さんの話しやすさでした。池上さんとは囲碁をやる共通点があり、面談の代わりが囲碁だったと言ってもよいのかもしれません笑 それくらいカジュアルだったことがポイントになったのかなと思います。
ーーサクラスの仕事がある学生生活について。代表的なスケジュールを教えてください。
6:30~8:00 起床/準備
8:00~9:30 移動/ 作りだめしているXコンテンツを投稿/ いいね・フォロー回り
10:00~17:00 内定先インターン(サクラスとは別)
17:00~19:00 移動/ Xアカウントいいね・フォロー回り
19:00~21:00 晩御飯、シャワー等
21:00~22:30 Twitter投稿作成
22:30~23:30 フリータイム
23:30 就寝
ーーもう大学には行かなくてもよくなっていて、2件のインターンに集中されてるんですね。フリータイム枠を設けているところ、見習いたいです…
では、職場環境としてのサクラスを教えてください。
今はリモートワークなので、メンバーたちと対面で会うことはほぼないですが、配属先の事業部長とは、分からないことは恥ずかしがらずに相談できる関係性ができていると思います。他の事業部とは関わりがないので、交流がもっと盛んになると良いなと思います。
また池上さんとは今でも囲碁という共通点があったおかげで、いつでもウェルカムな感じで、思ったことも言いやすいです。
ーー業務内容について教えてください。
会社のXアカウントの運用をしています。仕事を受けた際、「ブランド力を上げる」「会社の信頼性を高める」といった課題が提示されていたところから、それを達成するためにnoteで記事を書くか、Xでの発信を始めるかという戦略の部分から考えました。
Xでの発信を始めることが決まってからはペルソナやターゲットを考え、それに合わせて投稿内容やフォローするべきアカウントを自分で考えて運用していきました。
ーーフォロワーを増やしていく上で一番苦労したことは何ですか?
最初はコンテンツマーケティングとしてデジマ関連のお役立ち情報を発信することに決めたのですが、そもそも自分の知識量と経験に限界がありコンテンツ作成が大変でした。ChatGPTを使って投稿を作ろうとしても薄っぺらい物しかできなかったので、本や記事を沢山読んだり他のアカウントからデジタル広告を勉強したりしました。
ーーその経験から学んだことは何でしょうか?
大きく分けると2つあります。
1つ目は今の自分にできる範囲で勝てる戦略を見極めることですね。私の場合は、がっつり広告の経験がある社会人アカウントには敵わないことが分かっていたので、情報の新しさや珍しさを意識したコンテンツを作成しました。
2つ目は頻繁に自分が今やっていることの目的を確認して、具体的な数字で目標を決めることです。ブランド力と信頼性向上のために、いつまでにフォロワー1000人達成、そのために1日20人をフォローするというようなことを決めていたため、途中でたるまずに成果を出せたんだと思います。
ーーなるほど。今回のフォロワー獲得は、自分の現在地と目的地を見失わずに進み続けた結果だったのですね。そんな蒔田さんの、今後の目標やキャリアプランを教えてください。
来月2月でサクラスを卒業し、内定先のベンチャーでデジマのコンサルタントになる予定です。内定先でもとにかく時間をかけて試行錯誤しやってみる精神を大事にし、早く社内で成果を出したいと思います。コツコツやれば成果が出るTwitterの運用が楽しかったので、自分のビジネスアカウント等も運用していきたいと考えています。
ーー最後の質問なのですが、入社前の自分に言いたいことがあるとしたら、何でしょうか?
怖いけど一歩踏み出して、新しい環境にチャレンジしてみてほしい。何も分からなくてしんどい思いもするけど、自分で思考して作ったものや出した決断が形になったり成果として出た時、大きな自信になるから。
(インタビュアー/石津 悠人=東京大学 理学部 生物学科 4年)
〜編集後記〜
社内表彰制度の目的は、メンバー間でのネットワークを強化し、組織としての指針を明示することにある。そのようなお互いのスキルや業績を称え競い合う活動の一環として、業務を通して得た知見を社内で共有し合う“連絡勉強会”というものも行っている。
蒔田さん、少し早いですが大学とサクラスの卒業おめでとうございます。
就職してもデジマコンサルライフを楽しんでください。
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